YASUDA シューズ復活してるってよ
こんばんわ。
今日は、庭にウッドデッキを作るための基礎工事で、義理の父上の指導の下、セメントを流し込みすでに全身筋肉痛の親バカ日本代表のくろだです。
今日は、元サッカー小僧らしく、サッカーの話題を。というかシューズの話題。
昨日、FOOT×BRAIN|テレビ東京を見ていて知った新事実。
そう、YASUDA シューズ復活してるってよってことです。
拙者も、小学生の時に愛用していたサッカーシューズで、幅広の足にフィットするスパイクだったと記憶している。
その後は、ミーハー魂満載でプーマやアディダス、ナイキと浮気をしていくのだが、それはよくある話ということで・・・
YASUDAの歴史
1932年(昭和7年) 東京・小石川にて安田靴店として創業
修行中、サッカーシューズばかり作っていた安田重春が21歳で独立し開業。
顧客は近隣の東京大学や早稲田大学。更に慶応・明治、師範学校(現:筑波大学)などの東京の大学サッカー部の選手たちだったらしい。
1964年(昭和39年) 東京オリンピック
1960年に日本初のゴム底のサッカーシューズを出すなど業績を順調に伸ばし、サッカー・スパイク・メーカーとしての地位を不動のものとする。
また、この時期代表コーチとして来日中だった「日本サッカーの父」デッドマール・クラマー氏から、本場ドイツのことなど様々なアドバイスを受けていた。
1993年(平成 5年) Jリーグ開幕
遂にサッカー関係者念願のプロリーグがスタート。空前のサッカーブームが到来。
しかし、これを機に様々なサッカー用品関連メーカーが日本市場に参入することとなる。元ブラジル代表のドゥンガが最後の海外契約者というから驚き。
2002年(平成14年) 自己破産申請
まちにまった、自国開催のワールドカップに社運を賭けたライセンス事業が不振で資金繰りに行き詰まり、開幕1ヶ月前の4月30日。まさかの自己破産。
そう倒産してしまったのである。
ライセンス事業は、難しいので、地道にやるのが一番ということですね・・・
2007年(平成19年) 三度目のスタート
しかし10月 1日、サッカーウェアからのスタートとなるが、いつの日かスパイクを発売することを目標に、YASUDAは三度(みたび)、スタートを切ったのである。
YASUDAスパイク復刻
倒産しているYASUDAがなぜにスパイクを?誰が?ってことですが、
ひとりの元サッカー少年、現在42歳の佐藤和博氏がプロジェクトオーナーとなり、「クラウドファンディング」を利用してYASUDAのサッカースパイクを復刻させようと、2018年3月7日、仲間2人とともにプロジェクトを始動させたのです。
クラウドファンディングってあたりもビジネス通にはたまらないところなので、興味ある人はぜひ。
佐藤さんは、YASUDA愛用者で、履くようになってから試合に出られるようになったりとかなり世話になっていたようです。
倒産を知り、生粋の日本生まれのサッカースパイクを、日本だけではなく世界中に広げていきたいと思い、YASUDAを復活を考えたのです。
また、いつかYASUDAの復活を願い、この15年間商標を持ち続けてきた、守り続けてきた元社員の齋藤さんと運命の出逢いで一気に動き出したようです。
「想いは人を繋ぐ。」安っぽい言葉ですが、これが真実だと思います。
なぜクラウドファンディングだったのか。
銀行からの資金調達、融資など方法はいくらでも取れたようですが、クラウドファンディングの「共感し、応援してくれる方々の支援によってプロジェクトが成り立つ」という特徴が、YASUDAにはぴったりなのではないかと思ったからなのだそうです。
今度はファンが創り出す、ファンと一緒に創り出す「YASUDA」であるべきだと。
ここが、POINTですよね!!これからの成功の秘訣はこれな気がします。
その後の状況
40代、50代の往年のファンや、彼氏が履いていたとか、記念にとか、いろいろなメッセージつきで支援があり、中には、子供に履かせたいという親までいるそう。
これは、完全に固定客、コアなファンがすでについている。
そして、無事目標額を達成し、スパイクの復活を遂げることになるのだからもうこれは、ドラマチック復活劇。
希少なカンガルー皮を使用していて、国産にこだわったスパイク。
今も、昔のYASUDAの良さと特徴をしっかりと受け継いだYASUDAスパイクは、現在少しづつ広がりを見せ、現在は、アルビレックス新潟の小川佳純選手が契約を結び、活躍しています。
日本初の純国産スパイクメーカーとして、「サッカーの安田」として不動の地位を築いてきたにもかかわらず、幾多の苦難と危機のために、一度は姿を消したYASUDA。
そのかつての栄光が今ここに復活を遂げた。
サッカーファンならずとも、動向を注視していくべきビッグニュースであることは、疑いの余地もない。
YASUDAの今後を括目せよ。
おしまい